金のなる木
学校の正面玄関を入って、すぐ左の靴箱の上に置いてある植物。これは、ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物で、カゲツ(花月)やオウゴンカゲツ(黄金花月)とも呼ばれますが、一般にはカネノナルキ(金のなる木)の名で知られているのではないでしょうか。和名はフチベニベンケイ(縁紅弁慶)です。
南アフリカ原産の常緑低木で、樹高は無霜地帯の露地で栽培すると3m以上になるそうです。今、ちょうど花を咲かせています。
英語ではdollar plantといい、葉が硬貨に似ているのが名前の由来なのですが、日本では栽培業者が五円硬貨の穴を頂芽に通して固定し、若枝が硬貨の穴を通ったまま成長するようにして硬貨がなったように見せかけたため、「金のなる木」や「成金草」の園芸名で俗称されることが多くなったようです。
それにしても縁起の良い名前ですね。